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新工学部発足記念シンポジウムを開催

 本学は9月29日、従来の「工学部」と「環境理工学部」を再編統合して、Society5.0 for SDGsの実践教育をスローガンとする新工学部がスタートしたことを記念し、その目指すべき未来として掲げる「Society5.0 for SDGs」をメインテーマとする新工学部発足記念シンポジウムを開催しました。
 本シンポジウムは当初、アフターコロナにおけるイベントとして多様性を取り入れた新たなスタイルを提示するものとして、オンサイトとオンラインのハイブリッド開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いオンライン配信のみで行われ、326人が参加しました。
 開催に先立ち、槇野博史学長から、中・四国最大規模となった新工学部は、学科を“工学科”の1学科とし、その下に4つの系および10コースを設置することにより、従来の学科の枠にとらわれない分野横断的な学びを可能にしたこと、Society5.0の実現を通して、SDGsへ貢献する「Society5.0 for SDGs」の実践的教育を特色とし、人工知能(AI)、ビッグデータ、IoT教育を強化した数理データサイエンスのプロフェッショナルを養成するコースや、これまで本学になかった建築士養成の教育プログラムなどを設けるなど、新たな教育課程の構築を目指していることなど、あいさつがありました。
 続いて、文部科学省高等教育局専門教育課の塩川達大課長から、岡山大学がこの新工学部の誕生を機に、ありたい未来を共に育み共に創る共育共創の研究大学を目指す機会になるものと期待しているとの祝辞がありました。
 午前の部では、川西敦史建築設計事務所主宰の川西敦史氏による「地域と接続し社会を拡張させる建築」と題した招待講演が行われ、続いて、阿部匡伸DX推進担当理事による「新工学部における共育共創へのアプローチ」と題して基調講演が行われました。
 午後の部では、17人の教員によるプレゼンセッションが行われ、Society5.0に向けたデータサイエンスに関する研究や、2050年カーボンニュートラル実現のための洋上風力発電やSDGs実現に向けた農地生態系における有機物管理の適正化などの研究成果の発表が行われました。
 パネル討論では、菅誠治工学部長をモデレータとして、招待講演者の川西氏、基調講演者の阿部理事、工学部広報担当副学部長の岡安光博教授のほか、本学の大学院生で学生ベンチャー「Tech Sword」 CEOの長島慶樹さん、今年度活躍が話題のData Science部(DS部)部員で岡大DXハッカソン実行委員でもある髙谷つぐみさん、新設された都市環境創成コースの西田有里さんが登壇。建築分野に惹かれて新設である環境社会基盤系に進学し、建築士を目指していること(西田さん)や岡山大学発AIベンチャー企業の株式会社Tech Swordを設立し、「すべての人に、AIを。」というビジョンのもと、ノーコードAIプラットフォームによってAI技術を民主化し、最適化された未来社会の実現を目指していること(長島さん)、ハッカソンなどでの活躍が話題のデータサイエンス部の取り組みや活動(髙谷さん)について紹介しました。岡安副学部長からは、受験生に「岡山大学工学部で学びたい」と思ってもらえるような広報活動について紹介。それに対して、川西氏、阿部理事からは、感想や学生たちに向けたエールが送られました。
 セッション間のブレイクタイムには、岡山フィルハーモニー管弦楽団の演奏・CLT製造過程やバイオマス発電の映像などライブ感ある配信もありました。
 全プログラムを通して、新工学部の目玉の一つでもある「建築教育プログラム」に係る講演をはじめ、イノベーションコモンズ(共創拠点)の実現に向けた共育共創へのアプローチなど新工学部の多彩な取り組みの発表の場となりました。


【本件お問い合わせ先】
自然系研究科等事務部総務課
TEL:086-251-8002


パネル討論


ブレイクタイム中の岡山フィルハーモニー管弦楽団の演奏


生け花作成実演・展示